乳歯のむし歯予防
歯を上手に磨けるようになるまで(8歳~9歳頃)は、、 保護者の仕上げみがきが必要になってきます。毎日の習慣にする事によって、むし歯の予防につながります。特に、寝る前の仕上げみがきが効果的で、 夜寝ている間は唾液の分泌は減少するので、歯を磨かずに寝てしまうと、口の中は酸性のままで、朝までむし歯になりやすい状態が続くことになりますので十分ご注意下さい。
シーラント
乳歯や第一大臼歯、第二大臼歯など、むし歯になりやすい奥歯を守る予防的処置として、 「シーラント(予防填塞)」という、奥歯の溝にプラスチックを流しこんで、滞を埋めてしまうという方法があります。
- 生え変わる永久歯もむし歯になる事もあります。
- 歯並びが悪くなると、プラーク(歯垢)が落としにくくなる為、歯周病やむし歯やになり易くなります。
- 乳歯がむし歯で抜けると、永久歯の並びに空きができ、永久歯の歯並びが悪くなる事があります。
その他に、、十分な咀嚼が出来なくなる為に、顎の成長も不十分となる場合があります。
お子さまの口臭治療
お子さまも口の臭いが気になる事もあります。
大人の場合は、歯周病や進行したむし歯、舌苔(舌に付着した白い汚れ、細菌や食べかすなどの固まり)、 全身疾患、ドライマウスなどが口臭の原因であることが多いですが、お子さまの場合は、ほとんどが歯磨きが上手くできずに、磨き残しによるプラークの付着が原因となっています。
プラークは、むし歯菌などの細菌の塊でネバネバしており、歯の周りに付着しています。
何日も歯磨きをしていない場合、プラークが歯に積り、少し磨いただけでは完全に落としきれないことも有りますが、 市販されている染め出し剤(食用色素入りの液体やジェルや、歯に塗布すると、プラークなどの汚れが赤く染まる)を何度も使ってみがき残しをチェックし、全てのプラークをきれいに掃除すると、口臭はほぼ解消されます。 歯と歯の間のプラークは、糸ようじやフロス(細い糸状のナイロンを束ねた歯間専用の糸)で取り除きます。
それでも口臭が残っている場合は舌苔が原因なのかもしれません。市販の舌クリーナーを使い、舌の汚れを落とします。口呼吸をしているお子さまは、ロのなかが乾いて唾液が減り口臭が強くなる事があります。
鼻詰まりが口呼吸の原因という事もありますので、耳鼻科で診察することをおすすめします。