西宮の皆さま今晩は、
今回は、歯を失う原因となる歯周病についてお話します
成人の抜歯原因の42%が歯周病です。
一般的には、歯肉の炎症から発症し、進行すると、やがてセメント質、歯根膜および歯槽骨まで破壊されます。さらに、破壊が進行すると歯を支えることができなくなり、最終的には歯が抜けてしまいます。
以前は歯槽膿漏と言われていましたが、現在では、歯周病と呼んでいます。
歯周病は、歯の表面につくプラークの中にいるの細菌による感染症の一種で、炎症を起こすことが目立った症状です。
歯肉炎から重度の歯周炎に罷って、やがて歯が抜けてしまうのは、つぎのような理由からです。
歯肉炎では痛みが出ないことが特徴です
歯肉炎の場合は、ほとんど痛みが出ないのが特徴で罷っていることに気がつかないことが一般的で、歯肉の痛み、腫れや出血が出る場合は病気が進行した歯周炎になっていることが殆どです。
しかし、からだには自分を守る防衛機能がありますので、初期の歯周炎では、軽度の痛みであったり出血が有る場合でもしばらくすると治まってしまうことも多く、そのままにするケースが目立ちます。歯周炎に一旦進行してしむと簡単には治りません。さらに悪化することが一般的です。炎症の最大の原因であるプラークを除去しない限り歯周の治療は終わりません。自己診断は危険です。定期検診で歯周病を予防することが大切です。
むし歯で歯が痛いときは、我慢できずに殆どの方は歯科医院を受診するでしょう。しかし、歯肉炎では痛みがほとんど出ないか出たとしても我慢できる程度の痛みですので放置しておく人が多いようです。
歯肉炎は、加齢とともに徐々に進行し、歯周炎となり、歯肉の痛み、腫れ、出血が治まらなくなるまで進行すると我慢できずに歯科医院を訪れますがすでに手遅れの場合が多く抜歯となってしまうことが少なくありません。歯周病の治療は、早期発見・早期治療の原則です。健康に自信のある人でも定期的に診察を受けましょう。