乳歯が成長する過程
赤ちゃんは生後すでに歯が生えている場合や、生後2ヶ月以内に生えてくる歯(新生歯)があります。これらの歯を総称して先天性歯と呼んでいます。
下あごの乳中切歯の次に生後10カ月頃になると、上あごの乳中切歯2本が生え始め、前歯に4本の切歯が生えます。
1歳前後になると上下あごにさらに2本ずつの切歯が生え始めます。
計8本の切歯が生え、「かみかみ」の期に入ります。
切歯は先が平らな刃のようになうな形をしていますので噛み切るのに適しているのが特徴です。
さらに1歳4~5カ月頃には上、下の4本の前歯から少し離れたところに奥歯(第一乳臼歯:だいいちにゅうきゅうし)が生えはじめ、この歯は食物を噛み砕くのに適した臼状(うすじょう)の形をしています。
この歯が生えそろうと、あご(顎)を上下左右に動かし、物を食べる運動である咀嚼(そしゃく)運動が出来るようになります。
それまで歯ぐきで噛んでいたのが、歯で噛めるようになりさらに成長します。