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身体の傾向2

来ましたね。最強寒波!!

どうか雪だけは降らないでほしいと切に願います

 

さて、前回の続きをもうちょい!

世界の人口の90%が右利きで、その95%が大脳左半球(左脳)に言語野をもち、反体側の大脳右半球(右脳)は頭頂葉と連合して空間の把握に関わります。

空間の右視野の情報は左脳に、左視野の情報は右脳で処理されます。

左脳は言語や倫理的思考に使用される確率が高いので、右の空間からの情報の取得が人体機能の効率上有効な戦略になる。    なるほど。    なるほど。

そのことから眼球は左側、頭頸部は右側に傾きを伴う回旋傾向が生まれ、それに伴う、下顎の偏位、体幹・股関節・ひざ関節・足関節などの偏位、重心位置の戦略がなされる。

むずいけど、落ち着いて考えたらなんとなく分かる。

右脳と左脳、言語野と空間認識。脳の左右差の話をしましたが、これは脳だけではありません。

心臓や胃は左側にあり、肝臓は右側にあり、左右の肺は大きさや形が異なっています。このように内臓系も左右差があり、神経系は??となると研究は進んでいませんが左右差はあると思います。おそらく。。。

視覚機能、脳、環境などから人間の身体はアシンメトリー(左右非対称)になります。

僕は歯医者です。この身体のアシンメトリー性を理解した上で、口腔を考えなければいけません。

脳、視覚機能、内臓などがアシンメトリーの中で、口腔(歯並びやその他)がシンメトリー?なわけありません。専門的な話しになりますが、歯軸、咬合湾曲、咬合平面、咬合高径とかもアシンメトリーとなってくると、師匠に言われ、説明してもらい、なるほど。。。納得。

 

矯正で歯は動きます。

歯は日々動きます。

歯は身体に対して歯並びを少しずつ変えて行きます。

歯を触る上でこのような全身の傾向を意識して、チェックして触らなければいけないと自分に言い聞かせます。

全身の傾向はありますが、絶対ではなく、全員違うので、しっかり観察して、評価して治療をしなければと思います。

 

 

人体はアシンメトリー性の中で機能していて、左利き、右利き、利き手、利き足があり、

右脳左脳それぞれに役割があり、左右視野にも、脳が情報収集する左右にも差がある。

そして、自動販売機のコインの投入口、電車の改札など、世界は右利き用に作られている。

人の構造、機能にはアシンメトリー性があり、口元の審美にはシンメトリーが求められる。

審美は機能基準ではなく、健康基準ではない。

歯科治療は医療であり、シンメトリーの基準を持ち込むことはできない。

                          桜通り歯科クリニック 松浦 敦 より

 

医療は健康、機能が大事であり、審美はその次に来ます。

 

今日はこの辺で。

 

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